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[プエルトモン]


[プエルトモン空港]

 15:50に、チリ南部の町プエルトモンに到着した。天気は、曇り。路面が濡れているので、ついさっきまで雨が降っていたようだ。

 サンティアゴでは、半袖シャツ1枚でちょうどいいくらいだったのにここに来ると日本を出発するときの格好をしてちょうどいいくらいに寒い! チリってほんとにすごい国。

 空港で荷物を受け取ってから、早速空港前に止まっているバスに乗り込み市街地へ向かった。(650ペソ[約US$ 1.6]) 20分ほど走ると、バスターミナルに到着した。



[宿探し]

 バスターミナルに到着すると、宿の客引きの怪しげなおじさんと、おばあさんに捕まってしまった。おじさんが英語で私とT氏を見て、「1泊US$ 3.5で、2人ならUS$ 7.0だ。」と言った。しかし、バスのトランクに預けていた荷物を持って戻ってきたS氏を見ると、そのおじさんは、「3人なら、1泊US$ 28だ。」などとぬかしよった。計算ができへんのか、おっさん! それに引き替え、もう一人のおばあさんの方は、「朝食付き。温水シャワーあります。雰囲気家庭的。」と3行の日本語で書かれたラミネートカードを持っていた。こちらは、1泊 3500ペソ[約US$ 9]で少し高めだったけれども、3行の日本語に惹かれて、おばあさんの民宿に泊まることにした。しかし、悲しいことに、このおばあさんは英語が全くしゃべれなかった。

 ターミナルからタクシーに乗ること数分で、宿に到着した。(1000ペソ[約US$ 2.5])一軒家の2階に3つ部屋があり、そのうちの1部屋に案内された。アウトバスだったが、室内は想像していたよりも広く、とても清潔であったので3人とも満足した。この宿には、このおばあさんの他に奥さんと息子(カルロス君)がいた。

 次の日にプエルトモンを観光するのに、現地の日帰りツアーを利用するつもりでいたので、部屋に着くとすぐにS氏が持ってきていた「スペイン語例文集」を探し、「観光案内はありますか?」という質問をしてみた。すると、こちらの言いたいことは分かってくれたみたいなんだけど、おばあさんからの返事がよく分からない。私たちが訳が分かっていない顔をしていると、身振り手振りを交えて何回でもスペイン語で話してくれた。なんだか「4つくらい日帰りツアーがあって、どれにするかを決めたらわたしがツアーの事務所に連絡して予約してあげる。」というようなことを言ってるようだった。



[夕食]

「とりあえず晩御飯を食べてきなさい(たぶんそう言ったと思う)」と、おばあさんに言われ、再び訳が分からない顔をしていると、私たちをバスターミナル内にあるレストランまで連れていってくれた。私たちは、サンティアゴでのウニの影響をこの段階まで引きずっていたため、料理は肉料理と魚料理(メルルーサだったと思う)を1品ずつ頼むことにした。有り難いことに、ここのメニューはスペイン語表示と英語表示があったため、料理の内容を大体知った上での注文が出来た。私とT氏は2人で白ワインのハーフボトルを頼み、S氏はビールを頼んだ。日本を出発してから地上で食べるまともな食事(ウニはまともでなかった・・・)だったこともあり、とても美味しかった。

 ワインがすぐになくなってしまったため、今度はビールの大ビン(1リットル)を注文した。この時、「スペイン語で、'乾杯'ってなんて言うんやろ。」ということになり、「スペイン語例文集」を紐解くと「サルー(乾杯)」と言うことが分かった。私たちは、ビールの入ったグラスを片手に「サルー」と言ってみた。すると、すぐ近くのテーブルでワイワイやっていた地元の若者たちに受けてしまって、その後、私たちの方を向いて彼らもビールの入ったコップを片手に「サルー」とやらかしていた。相当「サルー」が受けたらしく、その後2回ほど、彼らは私たちの方を向いて「サルー」とやっていた。

 ここでの料金は、料理が2品だったせいもあり、3人で8600ペソ[約US$ 21.5]であった。ここでは、VISAカードが使えたため、カードで支払いをした。

晩御飯の後、バスターミナルの前にあるスーパーマーケットで水と次の日のおやつのチョコレートを購入した。この時夜10時をまわっていたが、辺りはようやく暗くなってきたくらいであった。この国は、昼が長い! 朝は6時くらいから明るかったようだ。(私は、寝ていたので知らないが・・・)

宿に戻り、おばあさんに次の日に行きたいツアーを知らせると、私たちはシャワーを浴びて寝ることにした。

[日帰りツアー](5500ペソ[約US$ 16])

次の日、朝9時頃に朝食をとり、11時頃に宿の前まで迎えに来たワゴン車に乗って、オソルノ火山ジャンキウエ湖(Llanquihur)をまわるツアーに出かけた。天気は曇りだったが、雲の隙間から青空が見え始めていた。

このツアーで一緒にまわった方々。ドイツから来ていた夫婦、イタリア人夫婦、サンティアゴから来ていた夫婦、女性2人(この方とは、会話できずじまいでした)、それから私たち3人と英語とスペイン語をしゃべれるガイドのおじさん、運転手の12名であった。


 まず高速道に乗り、プエルト・バラスに到着。「バラの町」と言うこともあり、街路に植えられたたくさんのバラが美しかった。この後、高台に上るとプエルトモンの町並みと港が一望できた。
 町並みを車中から眺めた後、ジャンキウエ湖に到着。曇ってはいたが、湖と緑と洋風の建物がマッチして、とても美しかった。
 そして、湖の畔にある水車小屋に到着。この水車は、1800年代に作られ、1950年頃に修復されたけれども、現在は使用されていないそうだ。日本では、あまり珍しくない水車(そば屋にあったりする)だが、こちらでは珍しく、小麦を粉にひくのに使っていたそうだ。
 この後、湖畔のレストランで昼食をとった。「ビーフとサーモンとどっちにする?」と聞かれて、3人とも「サーモン」という主体性のない私たち。出てきたのは、鮭のムニエルであったが、量がすごい。(日本の旅館の朝食に出てくる鮭なら、10人前か20人前くらいは取れると思う。)
 そして、ペトロウエ(Petrohue)の滝に到着。ここは、滝と言うよりも「大流量の渓流」という感じ。でも、滝好きの私としては、大満足でした。その後、トドス・ロス・サントス(Todos Los Santos)湖に行くと、目の前にそびえる雄大なオソルノ火山がとても美しく見えた。


[プエルトモンの空港へ]

 次の日の朝10時頃、宿の皆さんにお礼を言って、プエルトモンの空港へ。次の目的地は、イースター島だ。宿代は、3人で24000ペソ[約US$ 60]であった。
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イースター島到着


Copyright (C) 1998 Kazuyoshi Nakajima


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